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からくり人形


現代の「からくり箪笥」、その原型は、江戸時代後期から明治時代初頭( 1,790 〜 1,900 年頃)に買積船(物資を仕入れ、各地で売る海運業の経営形態)、主に北前船で船頭たちが重要書類や貴重品、金銭などを保管するのに使った箪笥「船箪笥」です。

その歴史は古く、約500年前の室町時代に第12代将軍足利義晴の家臣で船大工の、榎津久米之介が、生活のために船大工の技術を活かし、船箪笥を造ったのが始まりといわれています。

その後、船箪笥は、海運業が盛んになる江戸時代後期(1,790年頃)に大きな進展を迎えます。 船箪笥は、海運業を営む商船で使用されていましたが、商船の備品としてではなく、船乗り個人の私物として使用されていました。主に船頭たちが貴重品を入れる金庫として所持していたのですが、北前船は、水夫達の収入も良く、次第に一般の水夫達の間でも所持する者が増えていきます。その影響で船箪笥の製造も盛んになり、豪華な造りのものが数多く造られる様になっていったのです。
豪華な造りの船箪笥は、船乗り達の威厳と富を表すステータスであったといいます。
特に数ある船箪笥の中でも金庫の役目を持っていた懸硯(かけすずり)や帳箱(ちょうばこ)は、船頭達に重宝されていたため、豪華な装飾を施され、多種多様な「からくり」を仕込んだものが多く造られました。

船箪笥の製造は、箪笥を造る指物職人、金具や錠前を造る錠前鍛冶職人、塗装を施す漆職人の合作で短くとも2〜3ヶ月を要しました。外側は、漆を何層にも塗り重ねた欅(けやき)材に重厚で繊細な装飾を施した金具、破損を防ぐための木組技法を駆使した堅牢な造り。内側は、水の浸入を防ぎ、水に浮かぶ桐(きり)材を使い、鍵代わりになる精巧な「からくり仕掛け」を組込んでありました。
これらの製造技術、特に箪笥を造る指物の技術と「からくり」の技術は、同じ時期に大きな発展をしており、船箪笥の発展にも多大な影響を与えているのです。

資料: なにわの海の時空館
明治維新(1,889年)以降、鉄道が全国に敷設されていくにつれ、北前船に陰りが見え始めます。その衰退は、海運業、特に北前舟と共に降盛を誇った船箪笥の製造にも大きな影響を与える事になります。
衰退はしたものの、江戸時代の職人達の知恵と技術の結晶である船箪笥。それを現代に忠実に再現するだけでなく、さらに独自のアイディアを盛り込み、融合させたものが現代の「からくり箪笥」なのです。 
 
       

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